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健康コラム

後縦靭帯骨化症(OPLL)

 脊柱の前壁を上下に張っている後縦靭帯が、なんらかの原因で肥厚そして骨化することにより、脊柱管を狭窄してしまい脊髄圧迫症状を呈する疾患である(1960年に日本において発表される)。成因不明な点が多く、厚生労働省指定の難治性疾患の一つであり、靭帯骨化の形態は4型に分類される。

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■問診のポイント

1.頚椎症とほぼ同様で局所症状と神経症状に大別。
局所症状・・・頚部痛、重苦感
神経症状・・・上肢痛、しびれ
脊髄症状・・・上肢痛、しびれ、下肢脱力、歩行障害、
膀胱・直腸障害

2.発症時期、経過の確認。
 ⇒急激に悪化は早急に対処必要。

3.職業での頚椎負担の評価。

4.外傷歴の有無。軽微な外傷を契機として重篤な麻痺が出現することがある。

5.重症度の把握。箸を使っての食事、階段昇降、杖なし歩行など。
 ⇒重症度の高い場合はメディカルへの紹介必要。

6.糖尿病の有無。糖代謝の異常は危険因子の一つ。

7.頚椎OPLLは全身的靭帯骨化の部分現症のため、他の部位も注意。
 ⇒DISH(全身性特発性骨増殖症)の一部分症であることが多い。


■症状

 頚椎の可動性減少、肩こり、頚部痛がみられる。重度の場合は精髄圧迫による麻痺症状の場合もある。
自然発症が大部分であるが、外傷が契機となることもある。
受診時の多くは上肢へのしびれ、手指の運動障害、下肢の歩行障害を主訴とする。

原因の一つとして、同一家族に多発する傾向がみられる。
また糖尿病との合併も少なくない。
50歳以上の男性に多くC3~C5に、女性は胸椎に多くT4~T6に好発する。脊柱管を40%狭窄すると障害が発生する。


■理学所見

1.脊椎可動テストにより、可動制限を認めることが多い。

2.時に、後屈・前屈で四肢への電撃痛が出現することがある。

3.脊髄や神経根の圧迫により神経学的検査陽性反応。

4.責任高位の推定をすることが大切である。
⇒画像診断することにより確定できる。


■画像診断

X-ray:頚椎側面像でその形態や広がりを確認できる。
MRI:脊髄圧迫の有無、状態を用意に判定可能である。
CT:各椎体における骨化の状態や形態、脊柱内の形態を用意に把握できる。





外傷性頚部症候群

 労働災害や交通事故などの外傷によって発症した頚部周辺の疼痛を主訴とする疾患の総称である。
かつては「むち打ち損傷」と呼ばれていたが、近年、日本ではその多彩な症状から外傷性頚部症候群と呼ぶことが多い。
時に他人に傷害された被害者意識などの心理的要因が症状を複雑化させる。


■問診ポイント

1.一般的な問診が基本。

2.症状の発現時期・状況・経過状態を詳細に聞く。
⇒来院時までの症状の経過は詳細に聞く。

3.神経症状や頭痛を伴っているかを確認。

4.既に治療を受けている場合は、その内容と効果を確認。
(注)既存の症状があり、事故のせいにしている可能性もある。むち打ち損傷 Grade 0~Ⅳ に分類(1995)
0=頚部愁訴なし、理学所見なし。
Ⅰ=頚部の疼痛、硬直(圧痛)のみ、理学所見なし。
Ⅱ=頚部の愁訴と骨・筋所見の存在。(可動域低下、圧
痛点など)
Ⅲ=頚部の愁訴と神経学的所見の存在。
Ⅳ=頚部の愁訴と骨折・脱臼。


■症状

1.初発症状は頚部痛、頭痛(重苦感)、頚椎運動制限であることが多い。

2.バレ リーウー症状を伴うことあり(吐き気、めまい、眼精疲労など)。


■理学所見

1.脊椎可動検査。運動制限、症状の誘発がどの方向で出現するか。
⇒他動検査において出来る限り筋性か関節性かを大別。

2.急性炎症期には頚椎生理的弯曲の減少あるいは消失。

3.神経炎や斜角筋の緊張により、一時的な上肢への痛み、知覚障害が少なくない。
⇒神経症状出現時は、頚椎圧迫検査など関連テスト必須(神経学検査も同様)。

4.胸鎖乳突筋の緊張によって、一時的な斜頚位も少なくない。


■治療のポイント

 患者との信頼関係を築くこと。訴えを受け入れ、症状の説明・治療計画を明確に提示するようにする。多数のクリニックを受診している場合は、適切な治療処置を受けていない場合もある。
また被害者特有の心因性を疑われることもあり注意を有する。


■画像診断
 すべてにいえるのは、外傷か、否かの判断ができない。
外傷による損傷が疑われる場合、上位頚椎の骨傷の見逃しを防ぐ。





カイロプラクティック教本-四肢編13-

◎ 足関節のモーション・パルペーションとマニピュレーション

■下肢帯の構造と機能


6.足底の固有筋  

足部は凹凸の激しい地面に適応するために相互に 可動性を持つ多数の小骨および重層する固有小筋群 により構成されている。

第1層)母指外転筋・短指屈筋・小指外転筋
第2層)足底方形筋・虫様筋
第3層)距母指屈筋・母指内転筋
第4層)底側骨間筋・背側骨間筋


7.足の背・底屈筋とその制限因子(図25)

 距腿関筋の動きは背屈と底屈であり、距骨下関節のそれは内反と外反である。
内反とは底屈、回外、内転が、また外反とは背屈、回内、外転がそれぞれ組み合わさって起こる動作である。

 足の背屈は前骨筋、長母指伸筋、長指伸筋、第3腓骨筋の作用による。踵骨腱、内側靭帯(後線維)踵腓靭
帯により制限される。

 足の底屈は腓腹筋、ヒラメ筋、足底筋、長、短腓骨筋、後骨筋、長指屈筋、長母指屈筋の作用による。内側靭帯(前線維)前距腓靭帯および拮抗筋群により制限を受ける。

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■関節のモーション・パルペーション上の注意

事項

1.骨体と関節面の動き
 ①ふつうR.O.M(. 骨体の可動域)で見られるように屈曲、伸展などの運動は関節包外の働きであり、それに伴う関節包内の動き(関節面の位置)が存在する。

 ②骨体の運動により生じる関節面の働きは主として、一方が移動し、他方が滑るように動く「滑り運動」である。
つまり、人体では一定の接触部を保ち、関節窩(凹面)が関節頭(凸面)の上を滑る点状移動が多い。

 ③面上移動(双方の面の並行的変化)は、椎間関節のような平面関節に起こる。

 ④そのほかわずかだが、「転がり運動」と[軸回旋」も見られる。前者は、膝関節などのように両関節面の広さや曲率がそれぞれ異なるため、運動により常に両面が移動する。
後者では、環軸関節のように関節面の中心軸を接触点として、その回りを回旋する動きである。


2.関節の遊び(ゆとり)の存在

 ①関節には随意運動では見られない動きの状態が存在する。これは、リラックスした状態において、他動運動により関節面がごくわずかに滑る余裕を持つ(Jointplay)ことを指す。関節がそうした許容範囲を持つのは、不時の破壊に見舞われるのを避けるための身体防御(抑制機構)の1つの知識であろう。

 ②一次的な関節異常とは関節面の緩みの位置(両面の接触が少なく、関節包・靭帯が弛緩)において、関節の遊びをなくし(あるいは遊びを超えて)生じた関節面の微妙なズレを持ったまま(不適合な状態のまま)締まりの位置に固定されるときに起こると考えられる。

 ③これが、2次的には関節包、靭帯、筋腱などの軟部組織に異常を引き起こす。また、その逆もある。


3.関節に関与する2種類の筋

 関節には、関節を動かす筋と、逆に関節を安定される筋とが存在する。したがって、異常のある関節を回復させる際、可動筋、安定筋のいずれか、あるいは両方とも、検査、加療に当たるように心掛けるようにする。


4.足関節の場合
 ①可動域は、背屈20°、底屈50°、内反5°、外反5°である。
 ②締まり(C)と緩み(L)の位置に注意する(表1)

5.その他
 ①ドロワーズ・サイン(前・後距腓靭帯の異常)。
 ②ラテラル・スタビリティテスト(前距腓・踵腓両靭帯の異常)。
 ③メディアル・スタビリティテスト(三角靭帯の異常)。
 ④シモンズテスト(アキレス腱)。
 ⑤アキレス腱叩打。
 ⑥チネルズ・フット・サイン(足根管症候)。


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従業員の やる気を引き出す 4

やる気を折らないちょっとした工夫

 従業員にかける言葉に工夫をすることで、やる気を折らずにすめば、黙っていてもやる気を出してもらえると思えば、これをやらない手はないと思います。

 まずは、従業員がしたチャレンジに対しては、チャレンジしたことを褒めることが重要です。結果はどうあれ、挑戦したことを褒めます。挑戦自体を否定されると、「もう挑戦しない」という方に向いてしまいます。

 どんなにできの悪い従業員だって、はじめから失敗しようと思ってやっているわけではありません。
経営者やお客様に認められたいからチャレンジするわけで、それは歓迎しなくてはいけません。

 まずは褒めた上で、失敗には原因があるはずですから、それをしっかりと教えてあげることです。

 失敗をとがめることだけをしてしまうと、やる気が折れる原因になりますが、「挑戦したことは良かった。
ただし、ここに原因があった。こうしたらきっと良かった」というやりとりが、やる気を折らないポイントになります。


信頼と責任

 最後にもうひとつ、従業員を頼りにすることができれば、さらにやる気を引き出すことが出来ます。
頼りにするということは、従業員を信頼するということです。
人は、本当に信頼してくれる人には、かならず応えます。
自分を信じてくれる人を裏切ることはできませんから、そのためには努力をします。

 上でも述べたように、「挑戦したことは良かった。
ただし、ここに原因があった。こうしたらきっと良かった」そして最後に、「頼りにしているよ」と、一言付け加えれば、従業員のやる気は折れません。

 そして、最も大事なこととしては経営者が責任をとることです。
これは今更言うことではありませんが、やはり責任を取れない人の元では、思い切って仕事をすることは難しいと思います。


まとめ

 「やる気を出す」と考えると、悩ましい問題ですが、従業員が元々やる気を持っていて、それを折らないようにすればいいと考えると、その方がやりやすいと感じるのではないでしょうか。
しかも、賃金を上げたりというようなコストもかかりません。
経営者の心がけだけです。是非お試しいただければと思います。

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従業員の やる気を引き出す 3

はじめに

 前回は従業員のやる気を引き出すと言うことでお話ししました。
特に、9割方の企業で、仕事のやりがいがやる気に大きく影響していると考えられているように、賃金などの物質的なものよりも、精神的なものがやる気に与える影響が大きいと感じられます。

そこで今回は、少し視点を変えて、従業員のやる気を折らないことを考えてみたいと思います。


誰でもやる気がある

 実は、誰でもやる気があるはずです。こんな事を言うと驚くかもしれませんが、あなたの治療院の従業員はどうでしょうか?「どうみてもやる気が無い」
そんな風に見えるでしょうか?

 もしそう見えたとして、これが「やる気を出していないだけ」、出し惜しみしているだけ、あるいは、出すのをためらっているとしたらどうでしょう。
これほど大きな損失はありません。

 たとえば、従業員を採用したときのことを思い出してください。
採用したからには、「やる気がありそうだ!」と、感じたから採用したのではないでしょうか?

 または、「入社時はやる気があったのに、今は見る影もない…」なんて、心当たりがないでしょうか?

 そうだとすると、仕事をしていく中でだんだんやる気が落ちていったということになりませんか。
これを解決すれば、無理にやる気を引き出そうとしなくても、自然とやる気がある状態を保てるということになります。


人は誰でも認められたい

 前回にも触れましたが、人は本能的には認められたいという思いを持っています。何も努力せずに認められるということはありませんので、「認められるためには、必要な努力をする」ということも、人の本能にはあるのではないでしょうか。

 したがって、「努力したけど認められない」となると、「もうやらない」ということになってしまいます。
これが、やる気を折るということです。

 従業員が頑張って仕事をしても、うまくいかないことも当然あります。そんなときに、経営者としてどんな声をかけているでしょうか。

 「おまえは何をやってもだめだ」「おまえには一生かかっても無理!」「おまえがやると余計な仕事が増える」
 このような、厳しい言葉を言ってないでしょうか。
ここまであからさまでなくても、従業員を否定するような言葉を使っていないでしょうか。

 こういう言葉をかけられると、たいていの人は「だったらもうやらないよ」「何か言われるから、無難にしておこう」となります。もちろん人によってストレス耐性は違いますから、ある程度は耐えて頑張ろうという人もいれば、すぐに折れてしまう人もいます。

 厳しさをバネに成長できる人もいますが、そういう人ばかりではないと認識することは重要です。

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つづく