鶴ヶ島 カイロプラクティックセンター
院長 船戸 孝俊B.S.C.
昨年の月末に、中学生の息子の同級生の母親から、娘さんの体について相談がありました。とても考えさせられる内容だったので、私なりに思うことを記してみたいと思います。
患者15歳女子、160㎝、65kgと体格は少しぽっちゃり型で、小児喘息とアトピー性皮膚炎を持っています。私が見た感じでは下顎が小さく、歯並びもガタガタで、目つきも輝きがなく、疲れた様子で覇気がありません。
中学3年生でまさに受験勉強も追い込みの時期、本人も受験ということをよく理解していて、やる気がないわけではなく、塾にも通い、毎晩同じ時間に机に向かうのですが、そのわりに模擬テストの成績に結果がついてこない。
心配になって、そっと子供部屋を覗くと、集中力がなく、気が散っていて能率があがってない様子で、体力的にもすぐに疲労を感じたり風邪をひきやすかったりと、何か体に問題があるのではないかと思うと話しています。
私なりに思うことがあって、食生活を中心に問診をすすめていくと、好き嫌いが激しくかなり偏食でお米をあまり食べずにおかずばかり食べる、しかも野菜や魚は嫌いで肉が中心になっている、ということがわかりました。
母親は、牛乳やヨーグルトを栄養バランスを整える食品だと考え、小さなころから毎日摂らせているようです。
そして母親の体質なのか、母乳がほとんど出なかったため、粉ミルクを常用し、見た目を気にして指しゃぶりをやめさせたそうです。
つづく