今回は半月板の機能、障害例そして予防法について紹介したいと思います。
機能解剖:
半月板は膝関節(大腿骨と脛骨間)の内側と外側にあり、主に屈曲と伸展動作を円滑にする以外に外旋と内旋動作にも関与する。
その他、歩行時または走行時に発生する膝関節間の衝撃を吸収する。
動的機能以外に安定性に関する支持機能も備え持つ。
膝関節の屈曲と伸展は大腿骨と脛骨間の動きからなり、大腿骨上の脛骨と脛骨上の大腿骨によって屈曲と伸展が行われる。
大腿骨上の脛骨とは、大腿骨を固定した状態で脛骨が動く事をいう。(例:椅子に座った状態で下腿をプラプラ動かす。)
一方、脛骨上の大腿骨とは脛骨は固定し、大腿骨が動く事をいう。(例:椅子に座る動作または、立ち上がる動作。)
これら2つの動き(大腿骨上の脛骨と脛骨上の大腿骨)は半月板にも影響する。
つづく