慢性頚部痛及び上背部痛患者における脳血流評価 1|健康コラム|日本カイロプラクティックドクター専門学院

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健康コラム

慢性頚部痛及び上背部痛患者における脳血流評価 1

ABSTRACT


目的:
頚部痛患者における脳潅流レベル、Neck DisabilityIndex(NDI)スコア、脊椎関節Fixation間、相関の有無を検討する。

方法:
45人(内女2 9人)の実験時慢性頚部・上背部痛患者をN D I スコアにより分類した( m i l d ,moderate,severe)。
頸椎、上部胸椎椎間関節、肋椎関節Fixation部位数、Visual Analogue Scale(VAS)による疼痛レベル、Single-Photon Emission Tomography(SPECT)を使用した局所脳血流を調べた。

SPECTでは半定量的解析を行った。
それぞれのNDIグループの総SPECTスコアにおける分散分析を実施した(P<.05)。Fixation、疼痛、とSPECTスコア間および年齢と罹患機関との間の一側変量(univariate)相関解析を実施し、その後多変量解析を行った。

結果:
14人の患者がグループ1( m i l d )に分類され、SPECTによる脳潅流は8部位全てで全員正常であった。
グループ2(moderate)では16人が分類され、頭頂部、前頭部に潅流低下がみられた(20-35%)。
グループ3(severe)には15人が分類され、グループ2同様、頭頂部、前頭部に顕著な潅流低下がみられた(30-45%)。
グループ2,3においてグループ1と比較し、有意な潅流低下が観察された。

Fixation部位数とSPECTスコア間において相関が検出された(r=0.47,P=.001)。多変量解析では、NDIスコ
アがSPECTスコア分散に39%起因していることが検出された。

結論:
本研究の頚部痛・上背部痛患者において、NDIスコアが脳潅流低下を推測するための指標となる可能性が示唆された。
脊椎関節機能不全(Fixation)は局所交感神経系活性化と関連する可能性が示唆された。

Key index term:
 Neck pain; Disability; Evaluation; Chiropractic; Tomography,
Emission computed, Single photon; Brain

 頸部痛は、一般的に、また筋骨格系疾患臨床において、腰痛に次いで多くみられる症状であり、その慢性化への移行率は高く、日常のQOL低下に起因するものである。

頚部痛患者への対処及び病理的要因の解明は困難である。
Neck Disability Index(NDI)は1991年に掲載され、頚部痛、特にむち打ち関連症状(Whiplash Associated Disorder: WAD)患者の重症度の分類と予後評価に有用であるといわれている。しかし、NDIスコアの身体的、組織的相関関係は注視されていない。

 組織的相関を評価するための方法として、SPECTや他の神経画像による脳活動評価などがある。
Otteらの最初の脳画像研究ではむち打ち症患者の頭頂-後頭皮質潅流低下が報告され、その他いくつかのWAD患者及び
non-WAD患者における脳画像研究が報告されている。

WAD患者を対象とした研究ではいずれも潅流低下が報告されているが、non-WAD患者における研究では潅流低下を示したもの、示さなかったもの両方の報告がなされている。

また、LinnmanらのPET研究(WAD)ではNDIスコアと画像解析結果との間に強い相関が報告されている。

 我々は、NDIスコアによる患者の分類と大脳皮質潅流異常との関連および頚椎・上部胸椎関節機能不全とSPECTあるいは/及びNDIスコアとの関連を仮説に本研究を実施した。


つづく