自然と生理的環境 >> 重力と無重力 2|健康コラム|日本カイロプラクティックドクター専門学院

カイロプラクティック学校、整体学校の日本カイロドクター専門学院・国際基準の教育でカイロドクターを養成します。

カイロプラクティック学校のJCDC
国際整体技術学園/厚生収健政第572号 カイロプラクティック療法振興事業協同組合認定校

カイロプラクティック学校のJCDC 日本カイロドクター専門学院

東京本校 東京都新宿区高田馬場4-4-34 ARSビルディング 新宿校舎(本校)事務局入学案内係
資料請求
カイロプラクティック学校 TOP学院について授業概要卒業後募集要項
海外研修(人体解剖実習)
有資格者向けサイト
学科別適正診断
カイロプラクティック学校比較
治療院を探している方は
募集要項
イベント情報登録
厚生労働大臣認可(厚生省収健政572号)カイロプラクティック療法振興事業協同組合
バナー
「健康管理士」公式サイト
マンガでわかる!カイロプラクティックドクターへの道
JCDC創立26周年!卒業実績4,600名
テクニックルーム

健康コラム

自然と生理的環境 >> 重力と無重力 2

 私はこの一節に、病気の根幹を感じました。まず無重力の中で、一番最初に起こる体の変化は、血液を含む体液変化です。
地上では、起立位で体液のほとんどは下肢の方に下がっています。
これが無重力になると、重さの影響がなくなりますので、全身にわたって体液分布が平均化します。

この結果上半身は下半身に比べると、もともと体液が少ないのが生理なので、むくんだようになり顔がパンパンに腫れあがります。
これがよく宇宙飛行士の間で言われるムーンフェイスです。
皆さんもこれに似た経験をしたことがあるのではないでしょうか。

逆立ちをすると顔が腫れたような感じがしますし、朝目覚めた時に少々顔がむくんでいたりします。
宇宙飛行士が経験するムーンフェイスは、最初の1週間程度がピークで1ヶ月を過ぎる頃になると、元の顔に戻ってきます。
これは、胸腔内と脳周辺に血液がたまり内圧が上がってしまうため、自律神経の防衛作用で排尿量を増加させることで水分量を調整し適正圧に近づけようとした、身体の適応反応の流れです。

 これと同じ症状は地上でも身近なところで起きています。
高血圧の患者さんが、しばしば頻尿になったり、眠ろうとするとトイレに行きたくなったりします。
これがまさに脳に対する液圧調整を行っている姿です。
降圧剤などの効果は、利尿作用を促しこの液圧調整反応を強めて、上昇した水圧を調整しています。
そして行き着くところ、血液が濃くなって血栓を作り、心筋梗塞や脳梗塞などの重篤な問題を作り出すことになるのです。

 さらに宇宙空間の場合、一旦むくみもとれ適応しても帰還時にも弊害を起こします。無重力になれた体は、そのまま重力空間に戻ると、体液は、約2ℓ近く損失していたまま上半身から下半身へ移動し、下肢に向かって体液が引っ張られると、絶対液量が少ないため一時的な頭部の血流不足を起こし、起立性低血圧でふらついたりします。

宇宙飛行士は帰還する前に、イオン水のような吸収の良い水分を2ℓ近く飲み、減っている体液を補います。
そしていよいよ帰還するときにはGスーツというものを着こみます。
これは体液が急に下肢に下がらないように、下半身を一定の圧力で締め付けるもので、一過性の脳貧血を予防する目的があります。


つづく