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健康コラム

治療院のための"労務管理"はじめの一歩 第9回 労務トラブルを防止する書面の取り方

たや社会保険労務士事務所

田谷智広

 

●はじめに


 従業員を雇うときには誰でも「いい人を雇いたい」と考えますが、なかなかその通りに行かないケースも少なくありません。

「面接では良かったのに、雇ってみたらとんでもない人だった」とか「遅刻や欠勤が多くて困る」など、「こんなはずではなかった」という経験をした経営者の話をよく聞きます。

そして、このような従業員を「辞めさせたい」という相談は結構多く寄せられますが、きちんとした理由やその証拠がなければ「不当解雇」などと言われて、トラブルに発展することもあります。


 このようなトラブルを避けるひとつの方法として、適時に書面をとることが重要です。

きちんと書面で残ったものは、治療院が適切に対応した証拠となり、トラブル防止・解決の強い味方となってくれます。
 今回は、そのような書面の取り方について紹介していきます。

 


次回に続く





自然と生理的環境≫癌とは何か2

鶴ケ島 カイロプラクティックセンター[2012.5.1の続き]
院長 船戸孝俊B.S.C.

 

 ビタミンCはどのように癌細胞に効くのでしょうか。
 実験で、ビタミンCがリンパ腫細胞を消滅させるパターンと、人工的に生成した過酸化水素がリンパ腫を消滅させるパターンとが酷似していることが観察されました。

このことから、ビタミンCが酸化される過程で生じる過酸化水素が、リンパ腫を消滅させる作用を持っているとわかったのです。

つまりビタミンC摂取は癌細胞消滅に効くということが証明されました。
 しかし過酸化水素は細胞にとっては猛毒です。では、どのようにして選択的に癌細胞に作用するのでしょう。


 この療法は、血管中に超高濃度ビタミンCが点滴により注入されます。癌細胞塊は組職能のある場所、つまり血管外組織に存在するため、ビタミンCは血管内から血管外組織に運ばれて、過酸化水素を生じ癌細胞を細胞死させます。


 しかし疑問がわきます。癌細胞を死滅させるだけの猛毒なのです。正常細胞には影響はないのでしょうか。血管内細胞を含む正常細胞には、カタラーゼやグルタチオンペルオキシターゼなどの過酸化水素を分解する酵素を持っているのです。

つまり過酸化水素により癌細胞だけが死滅し、正常細胞には無害ということです。

確かにビタミンCの摂取によりシミやソバカスの予防になったりします。それもその作用一つのようです。妊婦中に子宮癌が見つかり、ビタミンCの大量摂取で妊娠期間を乗り切り、無事出産させた実例も間きました。


 今米国では二重盲検法など、国の認定のためのプロセスに入っているそうです。新たなる抗癌剤として、ビタミンCが活躍する日が来るのではないでしょうか。日本も早く承認してほしいものです。


 今思うことは、この得体のしれない癌という病気にたいして、考え方を変える時に来ているのかもしれないということです。

今や二人に一人が癌になり、三人に一人が癌で死ぬ時代です。せめて自分の家族だけは、QOLを下げることなく守れるように知識を深めていきたいと思います。


 最後に、今回をもちまして私の記事は終了となります。組合員の皆様と、|司じ時代に同じ時を過ごせ、共に学べることの喜びを日々感じています。

しかし今世の中が混迷の時代となっており、どうかするとこの日本という国はいろいろな意味で、一度崩壊するのではないかと思うくらいです。日々後悔することなくしっかりと歩んでいきたいものです。

どうか皆様ご自愛ください。ご愛読ありがとうございました。

 


終わり





自然と生理的環境≫癌とは何か2

鶴ケ島 カイロプラクティックセンター[2012.4.25の続き]
院長 船戸孝俊B.S.C.

 

傷口の修復手順は、DNAの中に「創傷治癒プログラム」として埋め込まれています。

そのプログラムに従って一連のサイトカインを出していくのが、マクロファージの役目なのです。

通常、傷口が出来ると、身体から盛んに救援を求めるサイトカインが放出されます。この物質を感知するとマクロファージなどの免疫細胞が集まり、マクロファージは細胞の成長や移動を促す物質を放出します。こうした物質に刺激を受けて皮膚の細胞が移勤し傷口を修復します。


 傷口からマクロファージを呼び込むためのサイトカインと同じ信号を、癌細胞も出しているとポラード教授は話しています。つまり一見マクロファージの裏切りのような行動は、実のところマクロファージは本来の機能を果たしているにすぎないのです。


 これまでで思うことは、前回出てきたHIF-1遺伝子の働きと同様に、癌化の第一歩は、体内で起きた何か異常な現象からではなく、全く正常な過程と働きから踏み出されているのではないでしょうか。


 正常細胞と癌細胞との境界を明確にすることが出来ないということが、対処の方法をより難しくしています。私は今回の経験と勉強を通して、癌を異物としてとらえるのではなく、癌もその生命を構成する一部分のような気がしています。とすればもっと違う戦い方、付き合い方があるように思えてきました。そんな時に出会った一つの治療法について記したいと思います。

【超高濃度ビタミンC点滴療法】
 聞いたことがある人もいるかもしれません。
 2005.9.20「米国科学アカデミー紀要」にその論文は記載されました。それから米国では、かなりメジャーな療法として扱われるようになりました。しかし実際は30年も前に、米ノーベル賞化学者ライナス・ポーリング博士によって提唱されていたのです。

 


次回に続く





自然と生理的環境≫癌とは何か2

鶴ケ島 カイロプラクティックセンター[2012.4.18の続き]
院長 船戸孝俊B.S.C.

 

 

癌細胞の周辺にマクロファージが集まってきて、癌細胞の浸潤を誘導している映像を目の当たりにしたときは、かなりの衝撃を受けました。

癌細胞が悪性化する第一歩は浸潤作用です。癌細胞という全く種を異にする生き物による正常細胞社会に対する侵略のようなものです。

 

細胞は自分の所属組織に属して、周りの細胞と共同行動をとっている限り良性です。細胞分裂の過程でミスが起きて過形成を起こし、そこが膨れ上がってコブのようになり腫瘍を形成したとしても、基底膜に包まれた細胞集団として、まとまりのある一つの独立した領域を形成している限りは良性腫瘍です。

 

しかしその領域を破り基底膜を突き抜けて、周辺の細胞の領域にジワジワと入り込む、つまり、2つの組織の細胞が混在するようなことが起きたら、良性腫瘍から悪性腫瘍に変化したと判断します。

病理学者が顕微鏡を覗きながら注目しているのはそこの部分で、組織と組織の間の配列の乱れと、異細胞の侵入の有無すなわち浸潤の有無なのです。

つまり癌化か始まったかどうかを判断するポイントは、浸潤の有無が重要なのです。その浸潤の最初の一歩を免疫細胞の大物、マクロファージが助けていたのですからビックリな話です。
 

この事実を世に発表した、アルバート・アインシュタイン医科大学のジェフリー・ポラード教授は、マクロファージは死んだ細胞は食べるが、生きている癌細胞は食べないどころか、癌細胞の進行方向にある細胞を邪魔者としてどんどん呑み込んでしまうというのです。
 

ではこのマクロファージは、免疫細胞でありながら一種の裏切り行為をしているということなのでしょうか。
 

マクロファージの本来の役割の一つに、傷の修復があります。

例えば切り傷が出来たとします。すると傷の周りの細胞たちが、「救援を求める信号物質」「細胞の成長と移動を促す物質」「細胞を壊す物質」つまりサイトカインを放出して傷の修復を行います。

切り傷が治っていく過程で肉が盛り上がっていく現象である、肉芽を形成します。肉芽形成は、実質的に腫瘍形成と同じなのです。

マクロファージの働きとして知られているのが、異物をひたすら食べていく大食漢細胞としてですが、マクロファージにはもうひとつ重要な役割があります。創傷を修復するときの現場監督としての役割です。


 

次回に続く 





自然と生理的環境≫癌とは何か2

鶴ケ島 カイロプラクティックセンター

院長 船戸孝俊B.S.C.
 
 
 
 私たちの身体の中には、
いろいろな外敵から身体を守る免疫機構があります。
それぞれの役目を持って私たちの身体の中を駆け巡っています。
例えば、体外から細菌やウイルスなどが侵入してきた時に、
それをきちんと個別認識をして選択的に退治していく適応免疫、
どんな異物であろうと、出会ったらとにかくやみくもに相手を食べてしまう自然免疫などがあります。
その中でも別名大食細胞と言われるマクロファージに注目してみたいと思います。
 
 人体は約60兆個の細胞で構成されています。
そしてこれら全てが癌化する可能性を持っています。
事実、細胞の癌化は全身のいたるところで常に起きていて、健康な人でも、毎日5千個程度は新たに癌化していると言われています。
 
しかしその癌化した細胞も片っ端から体内の免疫細胞で退治されていくので、健康な人であればそう簡単に癌は発症しないわけです。
 
 たとえ癌化した細胞が少々生き延びたとしても、それが一挙に癌細胞の塊になって、その人の命を奪う訳ではありません。
 
1個の癌細胞の誕生と、それが腫瘍へと成長するまでには相当の時間がかかります。
しかも人間の身体には癌抑制遺伝子があります。
癌抑制遺伝子は、細胞の無軌道な増殖に歯止めをかけます。
 
癌抑制遺伝子はいろいろな種類があって、癌細胞が増殖するいろいろなレベルで抑制をかけます。
たとえ癌化してしまったとしても、宿主の命を奪うまでには相当の時間が経過するのです。
 
 従来、体内のいたるところで生まれてくる発生期の癌を退治してくれる主役は、マクロファージだろうと考えられてきました。
 
しかしマクロファージは死んだ細胞は食べますが、
生きている癌細胞は食べないことがわかってきています。
 
それどころかマクロファージは状況によって、
癌を殺すどころか、反対に癌細胞が育つのを助けてしまうという事実がわかったのです。
 
 
 
 
次回に続く