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健康コラム

女性患者に多く見られる症状別カイロアプローチ

 7/29 夏季臨床セミナー 第1弾 報告

 

テーマ「女性患者に多く見られる症状別カイロアプローチ」
講師:佐藤智子D.C.

 

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 7月29日、日本カイロプラクティックドクター専門学院 東京本校にて佐藤智子D.C.による「女性患者に多く見られる症状別カイロアプローチ」が開催されました。

 女性の方の社会進出が著しい昨今、「女性患者特有の様々な症例が臨床の中で目立つようになりました。

女性のカイロプラクティックへのニーズが高まる中、女性施術者のみならずすべての治療家がこうした女性患者の症状に対処出来るよう勉強していただきたいですね」という思いから開かれた今回のセミナーですが、妊娠中の腰の痛みや子宮内圧迫、逆子等のトラブルの他出産後または育児中の腰椎捻挫、胸椎部痛、保育頭痛などのトラブルにカイロプラクティックは有効な療法であります。

 出産以外の日常生活の中でも、 月経前緊張症、更年期・閉経期に見られる女性特有の症状等々の原因と対処方、カイロプラクティックとしてのアプローチを解説し、実技で学びました。

 最近ではマタニティカイロや、働く女性をターゲットに絞り込んだ治療院が成功を収めており、カイロプラクティックがあるべき今後の方向性を未来の治療家である学生に示したのではないでしょうか。
 
 時代のニーズに合わせたセミナーを、随時企画し行なってまいります。


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労働基準監督署の調査 2

  違反があるとどうなるのか

調査の結果、法律違反があった場合には、是正勧告書(図1)というものを渡されます。

これには、「法律の第○条に違反しているので、いついつまでに改めるように」ということが書いてあります。
労働基準法には罰則がありますので、違反の内容によっては懲役や罰金があります。

しかし、実際に罰則を適用されるのはよほど悪質な場合で、調査で違反が見つかっても、まずは是正勧告をして改めるように指導されます。

是正勧告を受けた部分については、期日までに違反を改めて、是正報告書というものを監督署に提出することになります。
もちろん、是正報告は形だけのものではダメで、きちんと改めたことの証明をつけて提出しますので、きちんとやらなければなりません。

たとえば未払い給与があった場合の是正報告では、証明として振込記録がわかるように通帳のコピーを添付します。

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  まとめ
治療院も含めて小さな会社では、労働基準法を完全に守っているというケースは少ないと思います。
したがって、調査があった場合には是正勧告を受けることはある程度覚悟しておかないといけないかもしれません。

しかし、事前にきちんと準備をして臨めば、指導事項も少なくてすむかもしれません。
調査の通知が来たときには、あわてずに今回の記事を思い出してください。








労働基準監督署の調査 1

  はじめに

みなさんの治療院に労働基準監督署の調査が入ったことはありますでしょうか?
できれば調査なんて来て欲しくはありませんが、監督署の調査は常時行われていて、いつかは治療院にもやってくるかもしれません。

そんなときに慌てないために、今回は監督署の調査について概要を説明していきます。


  労働基準監督署は労働の警察

労働基準監督署は、労働基準法と労働安全衛生法を取り締まる役所です。
労働の警察と考えてもらえればわかりやすいと思います。

実際、監督官は逮捕する権限も持っていて、実例は少ないですが悪質な違反を繰り返した経営者が逮捕されたこともあります。


  調査では何を調べるのか

 そういうわけで、監督署の調査は職場で労働基準法などの法律に違反をしている所がないか調べに来ます。
 主に、次頁の表のようなことについて調べます。


  調査に来たときの対応
 調査があるときは、事前に通知が来ることが多いです。
「いついつに調査のために会社に行きます」あるいは「いついつに資料をもって来署してください」というものです。
また、突然事業所に来る場合もありますので油断はできません。

 事前に通知があった場合には、どのような資料を準備して欲しいか、書面に書いてありますので、調査日までに準備することになります。

通知された調査日に都合が悪い場合や、資料の準備に時間がかかる場合などは、連絡して日程を変えてもらうことができます。

 一般的には、直近3 ヶ月分のタイムカードと賃金台帳、労働者名簿、就業規則、協定書、健康診断の結果などを用意することになります。

 突然調査にやってきた場合も、(事案にもよりますが)強制的に調査をすることはできませんので、繁忙期で都合が悪いとか、担当者が不在などの理由で日を改めてもらうことはできるでしょう。
治療院の場合は院長が不在ということはあまりないことだと思いますので、予約の患者さんが来るなどの理由で別の日にしてもらう方法もあるでしょう。

 もちろん、その場で調査されて何も問題ない場合は日を改めてもらう必要はありませんが、完璧に法律を守っていると自信をもって言えるところは少ないのではないでしょうか。

 また、慌てて対応すると思わぬ失敗をすることも考えられますので、できることならば日を改めて、資料とともに心の準備もしてから臨んだ方がいいと思います。

 実際に調査を受けるときには、監督署の指示した書類などの資料を用意し、タイムカードや賃金台帳などに記載されていることの説明ができるようにしておくことが重要です。

 また、指示されたもの以外の資料は、こちらから進んで見せないことが重要です。
見せてしまったばっかりに、思わぬ指導を受けることもあります。
そして、一番大切なことは真摯な態度で臨むことです。
監督官も人ですから、心証の善し悪しで結果にも影響します。
反抗的な態度や、いい加減な対応は避けましょう。



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つづく





胸郭機能解剖

胸郭機能解剖


 胸郭は12個の胸椎、12対の肋骨が関節を形成し、前方では胸骨と肋軟骨によって連結した籠状の骨格で、その囲む内腔を胸腔と呼ぶ。

肋間筋と横隔膜の収縮により容積を変え、肺の呼吸機能を担う。
一般的に女性では、男性より胸骨が短いため胸郭は小さい。

胸腔は心臓や肺など重要臓器を収める保護容器となる。

胸椎固有の動きは頚椎、腰椎と比較して著しく制限されているのは、胸郭内の臓器が移動されないためでもある。

 胸椎の椎間関節は前額面に近い角度で上、下胸椎が連結しているため、屈伸運動は制限されるが、回旋運動は有利に働く構造となっている。

胸椎と肋骨が連結する肋椎関節は2種類ある。
一つは肋骨頭関節で、第1・11・12肋骨頭は同じレベルの胸椎単一の肋骨窩と、第2~10肋骨頭は第1~10胸椎の上下肋骨
窩との間にできる半関節で結合し、放射状肋骨靭帯によって補強されている。

もう一つは肋横関節で、これは肋骨結節と同じレベルの胸椎横突起との関節である。
肋横突靭帯で補強される。

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 肋骨は12対の肋骨のうち、上位7対は肋軟骨を介して、胸骨に直接連結し、これを真肋という。
下位5対は直接に胸骨に連結はせず、すぐ上の軟骨に連結し、これを仮肋という。
第11、12肋骨は端末が遊離した状態のため、浮肋ともいう。

胸骨は胸郭の前面にあり、扁平である。鎖骨と胸鎖関節を、肋骨と胸肋関節を形成する。胸骨上端は第3胸椎、下端は第9胸椎の高さに位置する。

胸骨は3部分の軟骨結合からなる。上から胸骨柄、胸骨体、剣状突起という。
成人を過ぎると、その大部分は骨化する。

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 胸郭の動きは呼吸運動の吸気に合わせて拡大する動きがあり、3つの方向がある。下位肋骨は左右に拡大し、上位肋骨では前後方向に拡大する。
同時に、肋骨は前上方に挙上し胸郭を拡大させる。

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但し、第1、2肋骨は上下方向の拡大となる。呼吸運動の形成は腹式呼吸(横隔膜呼吸)と胸式呼吸(肋骨呼吸)があり、一般的に男性が腹式呼吸を、女性が胸式呼吸の傾向が強いといわれている。

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腰椎部腫瘍

腰椎部腫瘍


 脊椎(腰椎)に発症した腫瘍病変をいい、原発性脊椎腫瘍と転移性腫瘍に大別できる。
高齢化の今日、転移性腫瘍としての脊椎転移癌は最も多く重要であり、腰椎で約70%を占め、次いで胸椎に多い。
頚椎にも起こる。


■問診のポイント

1.持続的腰痛で基本的に運動による痛みの増強を伴わない。
 ⇒主として安静時痛が存在する。

2.夜間痛が強く、睡眠が妨げられることが多い。
 ⇒悪性腫瘍の場合に多い。

3.慢性であることが多い(徐々に進行)。病的骨折による急性疼痛で気付くこともある。
 ⇒症状が進行すると少しの動作によって激痛が出現することもある。

4.腫瘍の部位により根性疼痛、麻痺症状、直腸膀胱傷害も出現する。

5.過去、現在の病歴や遺伝性も考慮し家族の病歴も確認。
 ⇒(参考)血縁者問わずに病歴をとる。同じ生活を過ごす≒同じ食生活を。


■症状

 腰椎転移癌の初期は、動作によって出現する腰痛ではじまることもあるが、まもなく安静時痛が出現し、憎悪の一途をたどり安静時、就寝時でも激しい腰痛を覚えるようになる。

経過は病巣の拡大進展の早さとほぼ一致し、やがて馬尾を圧迫し下肢運動知覚障害、末期には完全麻痺に至ることも珍しくない。

特徴としては全身倦怠感、食欲不振、貧血がみられる。
⇒馬尾腫瘍も同様で慢性に発症し、次第に腰痛、下肢痛が増強してくることが多い。安静時や夜間痛があることも多く立位や座位で軽減する。

疼痛のみが持続、椎間板ヘルニア様症状を示す、麻痺症状が主体の3つに大別できるが軽度から高度の多彩な症状を呈す。


■理学所見

1.局所の圧痛や叩打痛。

2.疼痛性の運動制限や異常な筋緊張がみられる。

3.診断に役立つ一定の理学所見は得がたい。

4.原発性は仙骨、腰椎レベルに発生多く転移性は腰椎、胸椎に多い。

 

■臨床検査

血液検査 尿検査 生検査
 ⇒腫瘍の診断、悪性か良性かの判断として行う。切開生検で確定することが望ましい。


■画像診断

X-ray:骨硬化像、骨解溶像や椎体の圧潰、膨隆、腫瘤の存在を示す。

M R I:病巣が脊椎の長軸方向にどの程度広がっているかを評価。

C T:腫瘍の局在を明らかにする。骨性病変の評価に優れている。
    ⇒悪性腫瘍は椎体に、良性腫瘍は椎体後方( 棘突起、椎弓、椎間関節)に発生する傾向がある。