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健康コラム

インターン・ 実習生等 受け入れの注意点 1

  はじめに

従業員を雇う場合は、第1回でもご紹介したように雇用契約を結んで働いてもらいます。
そして、この労働者を雇うことで、社会保険への加入が必要になったり、前回ご紹介したような残業代などの労務管理の課題が発生します。

一方で、この業界や美容室などでは、インターンや実習生を受け入れることが多く見られます。
一人前になるための技術習得を目的として、実際の職場に入って実務を行うものです。

これらを、パートやアルバイトと同じように労働者として扱うのか、それとも労働者ではなく扱うのか、実は法律上の明確な定義はありません。
もちろん労働者として扱い、法律通りに労働時間や残業代の支払いをしていれば何の問題もありません。
しかし実際は、労働者として扱っていないことが一般的だと思います。

労働者ではないものとして扱うことができれば、労働法は適用されませんので、労働者を雇うことと比べて制約が少なくて済みます。
しかし、呼び名さえインターンや実習生ならば、無制限に労働法の適用を逃れられるかというと、実際には“実態”がどうなのかということを基準の判断されるため、呼び名だけではなく実際の取り扱いに十分に注意する必要があります。


つづく





膝関節・十字靭帯損傷予防 4

 PCL損傷はACL損傷と違いコンタクトスポーツで発生する事が多い。
主な発生原因は膝関節を屈曲した状態で脛骨近位部を地面(床)に強打して起こる。
ACL損傷と比較するとそれ程強い痛みは感じない。
PCL損傷の予防はACL損傷のように膝のアライメントを見て予測する事はできないが、転倒して膝を前方から強打しないようにする。

 ACLとPCL損傷予防は安定性が必要とする膝関節に対して、股関節と足関節が柔軟性のある動きがないといけない。
股関節の可動制限は膝関節の不安定性を引き起こす原因なる。
足関節の可動域亢進または、制限も膝への不安定性を引き起こす。

 膝関節の十字靭帯損傷予防は膝周囲だけ見るのではなく、足、股関節と共にそれら周囲軟部組織も見る必要がある。

 予防に関して、カイロプラクティック・アジャストメントはそれぞれのサブラクセーションに行うが
それ以外に筋力強化も必要性に応じて治療プランに組み込んで行くとよい。

 予防に筋力強化を組み込む前に、筋力、パワー、筋肥大それとも、筋持久力の何が必要なのか、競技にそって運動プログラムを作成する。
競技特異性を考慮し治療をすると、望んだ結果がもたらされる。
 次回も引き続き膝関節について話をしたいと思う。






膝関節・十字靭帯損傷予防 3

③筋力テスト:自重によるバイラテラル・スクワットスクワットの膝関節屈曲位が45°以上90°以内まで曲げる事ができて何回反復できるかを見る。
スクワットによる膝関節の角度が45°以下だとACLへの負担が増す。
筋持久力(大腿四頭筋)が早く枯渇すると膝関節を45°以上では保つことができない。

④足底の配列とランジテスト:足底の3つのアーチ(内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチ)の状態を診る。次にフォワード・ランジをする。正常であれば一歩前に出した膝蓋骨は前方へと向く。
足底の内側縦アーチがドロップした状態(過剰回内足)でランジをすると膝蓋骨は内方に自然移動する。この状態はジャンプ着地時に外反膝となる。

 以上①~④のテストと必要に応じて、ACLの整形外科検査やカイロプラクティック検査を加えてアスリートの状態を診ていく。
 治療はスタティックとモーションパルペーションで判断されたサブラクセーションをアジャストする。
筋への治療も必要であれば必要部位のみに行っていく(過剰のストレッチは不必要である、過剰に行う事によって筋の緊張が減少し、更に関節の安定性を失われたりパフォーマンス低下をひきおこす)。

 足部の過剰回内は足底板(フット・オーソティックス)の着用を勧める。
 筋の弱化、特に四頭筋または、ハムストリングスはストレングス運動により強化し、競技の特異性に合わせアジリティーを高めていくとよい。


つづく





膝関節・十字靭帯損傷予防 2

 スポーツ競技によるACL損傷の原因はジャンプからの着地動作、急な減速、カッティング動作などであり、細かく言えば、膝の外反動作が大きくなると、ACLへの負担量も増す。
ある文献によれば女性アスリートの損傷リスクは4~6倍も高いそうだ。
原因は男性に比べ外反位しやすいからである。

 痛みがなく、競技上のパフォーマンスにも影響のない状態でも、膝関節の外反位または、外反動作は要注意であり、修正する必要がある。
そのままの状態が続けば後に競技パフォーマンスに悪く影響し、ACL損傷リスクが高まる。
カイロプラクターとして、このような状態であれば、以下の手順で検査そして治療を行っていく。

①静的姿勢分析(立位):膝関節外反の有無をみる
②動的姿勢分析:軽くジャンプして着地したとき、着地衝撃の吸収を膝関節の屈曲に伴い膝関節が外反しないか見る。
 正常であれば膝蓋骨は正面に位置する。

※①の検査によって膝関節が外反していなくてもこのテストを行う。

 

つづく





膝関節・十字靭帯損傷予防 1

膝のスポーツ障害はアスリートにとって致命的となりそして精神的にまで影響することがある。
膝を受傷したアスリートは足部を受傷したアスリートより気持ちを弱くする傾向がある。
ただ単に、足部への関心がないか、それとも足部を軽視しているからだと思う。

臨床の経験から、足部からの問題が膝へと影響する事は多々あり、膝の障害が改善されない一つの理由として足部の疎かな治療が原因だったりする事もある。
 アスリートへの治療は姿勢分析から動作分析へと全体を診つつ、局部へと絞って診て行く事を勧める。

 今回は膝スポーツ障害の診方ではなく、後に膝障害をまねく恐れがある状態の評価とカイロプラクターによる治療法の話をしたいと思う。

 機能解剖学:膝関節は股関節や足関節に比べて安定性が必要とされる関節である。
 安定性の働きは靭帯や腱構造によるもので、これらの組織が何ら原因によって損傷を起せば不安定性となり、関節機能以外に構造的にも問題が起こる。(事細かな解剖学的部位名や機能はこの場では省きたいと思う。)

 最初に十字靭帯から説明したいと思う。
 十字靭帯には前十字靭帯(ACL)と後十字靭帯(PCL)がある。
 ACLはPCLより細く、よく例えられるがACLは小指位の大きさでPCLは親指位になる。
太いPCLの強度は強く、十字靭帯損傷発生率はACLが多い。


つづく