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健康コラム

自然と生理的環境 >> 体育とスポーツ 3

 そして今までとは逆の左の非荷重を起こしたので、左の腹腔下部がやや膨張してきます。
すると下行結腸もやや膨張します。
重力の作用が強調され、腸管内の内容物の落下速度が速くなり、十分に吸収されず排泄過程をとりますので、結果下痢を起こします。

このまま時間が経過すると、腸管自体が内容物の通過速度を調整し始めるので、次の段階では便秘傾向を取るようになります。
この系のスパイラルにはまると、なかなか正常な排便サイクルに整復するには時間がかかることが多いように思います。

 そうなると身体は全体の重心のバランスを取るために、右側に体液移動をします。心臓自体は中央にありますが、心先部は左側に向いています。
先端部に液圧がかからなければ、ポンプの役目を十分に果たすことができなくなり、空打ち現象をつくってしまうことになります。

 マラソン選手などが、ロードを全力で走ってトラックに戻ってきて、最後のスパートをかけたときに突然死をする例が過去にありました。
これがまさに心臓を限界まで使ったところに、空打ちによるキャビテーションで心臓麻痺を起こした例です。

 この選手も、オーバーワーク気味かなと思う時には、きまって脈の乱れを感じるとも話しています。
しかしこのような危うい状態でも、なんとかバランスを保ってトレーニングを行っていました。

 本来なら身体の事を考えて処置をして、全てを生理的にバランスさせたいのですが、まだ現役で来年も箱根のレギュラーを目指していますので、それを考慮した形で処置をしました。

 歩行は必ず片足が地面に付いて移動しますが、走は両足が必ず浮く瞬間があり、後ろ足で蹴って前に推進し前足で着地することを繰り返します。
すると、もともと回転運動の恥骨クランクは、強力な縦のせん断破壊応力を受けます。
本人に現状を理解し承諾をしてもらい、骨盤輪が致命的な応力を受けないよう注意をしながら元の左荷重、右非荷重に矯正し、下腿部と臀部の筋肉の調和をとり、関節を破壊しないようけん引力をかけないように注意しながら、筋肉のストレッチをすることを指示をしました。

 今回の事例では、長年かけて作り上げてきた競技のための身体さえも、たった一度の尻もちで、全てのバランスが崩れてしまうという、外力の影響の大きさに驚いたと同時に、改めて、スポーツ選手の体調管理の難しさを感じました。

体を育む事(体育)は、本来体を作り上げていくものですので治療行為は必要ない運動であるはずです。
でもスポーツは、確かに身体を鍛え上げはしますが、治療行為が必要になる非生理的運動です。
 治療家として今回の処置は正しかったのか。
いつもスポーツ選手の相談を受けると考えさせられる事の一つです。

臨床家の皆さんはどのように対処されているのでしょうか。






自然と生理的環境 >> 体育とスポーツ 2

 トラックは左回転に走ります。すると左足より右足の方が外側を回ることから、左足がコンパスます。
重心は左荷重、右非荷重になります。

ではロードに出るとどうでしょう。
駅伝やマラソンでは、通常左走行をします。道路は断面でみると、雨天時の水の流れを考慮して中央が高く端に行く
ほど低くなります。
左右の足の設置を考えるとやや左足の方が強く設置します。ここでも重心は左荷重、右非荷重の傾向をとります。

 この選手は左重心の状態でバランスを取って、日々の練習から試合までスピードを保持して、トップで競技をしてきました。
 そして、1年前頃に階段から落下して、臀部を強打しています。
やや右側から打っているそうなので、右の骨盤は坐骨に後方からの応力がかかり、後下方に回転変位をおこします。

そうすると右足は短くなることから、重心は右側に傾いていることが考えられます。
このことにより関節の可動域、それぞれの筋肉の活動量のバランスが乱れた状態で普段の練習メニューをこなそうとすると、走るという動作に余計な負荷がかかることになります。

趣味で走っているくらいなら大した問題ではないですが、トップで常にレギュラー争いをしているレベルの選手には致命的な問題になります。
 そして実際いろいろな弊害が出てきています。

この選手は右股関節の違和感、特に詰まるような感じがしていると話しています。
急激な衝撃により外傷性の加速度損傷を起こしたため、右仙腸関節の噛みこみを起こし股関節はやや内旋位で、足
の振り出しがあまくなり走行時の地面反力の干渉ができず、その代償を股関節に受けてしまっているようです。

また左股関節は主な荷重側だったはずなのに、急激に右荷重に移行したためコンパスの中心が右に移動し、左足の振り回し運動を強要される形になり長年かけて作り上げてきた、競技者としての身体のバランスが壊れ、左足を振り回すことによる歩幅の調整をした結果、関節が離開しゆるんだような感じで走りにくくなっていたのだと思います。

 走る時に大きく関与してくる筋肉に腰筋群があります。
中でも注目されているのが大腰筋で、腰椎前面から骨盤内腔を通り大腿骨内側に付くこの筋は、足を前に振り出すのに大変重要な役割をしています。

脚の長さや回転のバランスが不均等になっている状態で、強度の高い運動を行っているために、大腰筋の疲労が激しく、過緊張しているのが歩容やパルペーションなどで確認できます。
これがトレーニング後の下腹部の違和感につながっています。


つづく





自然と生理的環境 >> 体育とスポーツ 1

 今回は、スポーツ選手の体調管理の難しさについて症例から実感したことを考えてみたいと思います。
私の母校、東洋大学陸上部の駅伝部の選手からの相談です。

20歳男子10月20日来院

○長距離を始めて6年目、毎日の練習は、午前にトラックを14km程度、午後にロードを12km程度の走り込みをしている。

○6か月前から特にトラックを走っている時に、左右の足の違和感。右の股関節のつまり感、左の股関節の緩む感じがある。

○本人としては少々オーバーワーク気味かと感じている。練習後には左股関節の緩み感が残り、下腹部周りに重だるい感じになる。

○1年前に階段から落下して、尻もち外傷の既往あり。その少し後から慢性の下痢を起こすようになった。
 
 尻もち外傷を起こす前は、身体に違和感を感じることはなかったそうです。
どうもこのあたりがバランスを崩すきっかけになっているような気がしました。
外から受ける応力が内部にどのように影響するかを考えてみましょう。

 

つづく





膝関節・半月板の機能と障害予防 5

障害の予防:

 カイロプラクティック療法-アライメントと関節の可動域を主に診る。以下の部位が主だった個所である。
足根関節、膝関節、股関節、仙腸関節、脊椎の一つでも機能低下すると全体のバランスが崩れ、パフォーマンスに影響する。

後に、負担個所にスポーツ障害が発生する。関節の状態を診る以外に筋群も大事となる。
幅広い知識と偏らない技術がスポーツ選手を救う。

次号も続き膝について話しをしようと思う。

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膝関節・半月板の機能と障害予防 4

半月板障害例:
 走る動作は、体重が床方向にかかり、床から反発力が発生する。
足底のアーチと膝の屈曲によってこの衝撃を吸収する。
足部の内容は以前説明したので割愛したいと思う。

身体のコンディションが悪く衝撃が上手く吸収できない、グラウンドコンディションが悪くボコボコした状態、ボールを追いかける競技で左、右と急ターンが多い、これらは膝関節または半月板への負担が増す。

上記内容を細かく言えば、足根関節が回内または回外すると半月板にかかる圧は変わる。
例えば、回外位は内側半月板の圧縮率は高くなる。
足根関節は正常位でも、グラウンドの状態が悪ければ足そして膝関節へ影響する。
その他、脚の筋群が弱くなっても半月板に影響することがある、筋群による股関節内旋位は膝関節を外反位にし、半月板に影響する。

1つの原因だけではなく、複数の原因が考えられるため、いくつもの検査が必要となる。
膝関節の過伸展位、内反位、外反位、過度の内旋位、外旋位は半月板にかかるストレスが増すため、損傷しやすい。


つづく