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健康コラム

膝関節・半月板の機能と障害予防 3

スクリューホーム運動:

 膝関節を最大に伸展すると10°の外旋が生じ、膝はロック(固定)する。この動きは上記で説明した外旋とは異なり、膝関節の伸展動作に伴う外旋動作である。
この外旋は大腿骨上の脛骨の動きである。
 
半月板は膝関節の屈曲と伸展動作にそって動くことを説明したが、回旋動作にも半月板は反応する。
大腿骨上の脛骨の外旋は、内側部の半月板を後方へ、外側部の半月板を前方へ動かす。

一方、内旋は内側の半月板を前方へ、外側部の半月板を後方へ動かす。

 

つづく





膝関節・半月板の機能と障害予防 2

①伸展動作-大腿骨上の脛骨:
 膝関節を伸展するとき、関節間で2つ動きが生じる。回転(Roll)とすべり(slide)である。
この動きは膝関節が伸展または屈曲する動作に不可欠である。
膝関節の伸展時に回転しないことは、下腿が伸ばせない状態であり、曲がったままである。
すべり動作はその位置で回転し、すべりがないと転がって行ってしまう。

大腿骨上で脛骨が伸展する作用は大腿四頭筋によって起こり、このとき脛骨は前方に回転とすべりによって伸展する。
この動作は半月板も若干前方に動かされる。

②伸展動作-脛骨上の大腿骨:
 この動きは大腿骨が前方に回転しながら後方へすべって行く。半月板は前方へと動く。大腿骨上の脛骨と脛骨上の大腿骨とではすべりの方向が異なる。

③屈曲動作-大腿骨上の脛骨:
 膝を曲げる動作は脛骨を回転とすべり作用によっておこなわれ、伸展動作の反対方向となる。半月板も後方に動く。

④屈曲動作-脛骨上の大腿骨:
 大腿骨は脛骨上を後方に回転しながら前方へすべらせ、半月板は後方に引かれ動く。

 膝関節は屈曲と伸展以外に回旋する。それらの動作に添って半月板も動く。
半月板の動きを説明する前に膝関節の回旋動作について説明したいと思う。

膝関節の外旋と内旋動作は、関節が90°屈曲することによって、全体の40°から50°回旋が可能となる。
外旋動作の角度は内旋より2:1の割合で多い。

しかし、膝関節が伸展すると回旋動作は靭帯の張りによって制限される。
膝関節30°以内の屈曲は90°屈曲位と比べると制限されるが、運動時に必要な回旋、例えばピボット動作は股関節によって回旋が可能となる。
これらの回旋以外にスクリューホームという回旋もする。


つづく





膝関節・半月板の機能と障害予防 1

 今回は半月板の機能、障害例そして予防法について紹介したいと思います。

機能解剖:
 半月板は膝関節(大腿骨と脛骨間)の内側と外側にあり、主に屈曲と伸展動作を円滑にする以外に外旋と内旋動作にも関与する。
その他、歩行時または走行時に発生する膝関節間の衝撃を吸収する。
動的機能以外に安定性に関する支持機能も備え持つ。

膝関節の屈曲と伸展は大腿骨と脛骨間の動きからなり、大腿骨上の脛骨と脛骨上の大腿骨によって屈曲と伸展が行われる。
大腿骨上の脛骨とは、大腿骨を固定した状態で脛骨が動く事をいう。(例:椅子に座った状態で下腿をプラプラ動かす。)

一方、脛骨上の大腿骨とは脛骨は固定し、大腿骨が動く事をいう。(例:椅子に座る動作または、立ち上がる動作。)

これら2つの動き(大腿骨上の脛骨と脛骨上の大腿骨)は半月板にも影響する。

 

つづく





臨床カイロプラクティック~腰椎骨盤部の分析~

2.腰椎骨盤部の分析

 腰椎骨盤部の矯正に際し考慮するべきことは、同部位の構造及び生体力学的分析である。二足動物であるヒトは重力に抗して直立位、座位での生活が強いられるが、その姿位を維持するためには腰部筋群の発達が不可欠である。
従って、ヒトは、日常生活において常に腰部筋群にストレスを受けていると考えられ、腰部筋不均衡に起因する骨格異常を考慮しなくてはならない。

 人が直立位をとるためには脊柱起立筋、大腰筋の働きが必要であるが、それらの構造的観点から特に大腰筋に着目するべきである。
大腰筋の起始部は第12胸椎及び全腰椎、停止部は大腿骨小転子であり、その作用は股関節屈曲のみならず、腰椎前彎を維持しヒトの直立姿勢を維持する重要なものである。

つまり、ヒトの直立歩行には不可欠な筋である。
また、筋の走行(起始・停止)からみると、大腰筋の左右不均衡は、筋緊張反対側を凸とする腰椎機能的側彎に起因し、両側性緊張では腰椎過剰前彎と関連することが考えられる。

従って、大腰筋不均衡の検査及び必要な調整は、腰椎骨盤矯正前に行われるべきである。
さらに、体幹の側屈に作用する代表的な筋は腰方形筋である。
その起始部は第12肋骨及び全腰椎、停止部は腸骨稜であり、その走行から、左右不均衡により腰椎機能的側彎がおこることは明らかである。

従って、腰方形筋不均衡もまた腰椎骨盤矯正前に検査され、必要に応じ調整されるべきである。(大腰筋、腰方形筋の検査法は症状別カイロプラクティックハンドブック参照)

photo2

最初の触診時と比較すると大きな改善が得られているケースが少なくない。つまり、腰部筋群不均衡に起因する骨格異常を取り除くことで真の骨格異常を見出すことができるということである。

 次に腰椎骨盤部サブラクセーションの検出について述べる。
まず仙腸関節サブラクセーションを調べるが、その検査にはディアフィールドレッグチェックを用いる。

同検査では、仙腸関節において腸骨の異常なのかあるいは仙骨の異常なのかということを調べる。また、Activator Methods(AM)ストレステスト・プレッシャーテストでそのサブラクセーションの存在を確認すると良い。

リスティングは、短下肢側PI腸骨あるいは短下肢側AI仙骨が存在することになる。その際考慮すべきことは骨盤異常による腰椎の補正作用である。
それは、仙骨がAI変位すると第5腰椎は仙骨AIの同側に後方回旋変位をおこす傾向があり、それにより腰椎~仙骨の機能的側彎を形成することになる。

PI腸骨サブラクセーションにおいても仙腸関節構造により仙骨にAI変位がおこる傾向があり、第5腰椎もまた同様に補正がられることが多い。
 短下肢反対側腸骨はASサブラクセーションをおこす可能性がいわれているが、それは腰椎生理的彎曲と関連すると思われる。腰椎前彎が強い場合は骨盤の前傾が増し、短下肢反対側AS腸骨をおこしやすくなる。

また、腰椎前彎が減少している場合は骨盤の前傾も減少し、重心が後方よりになるためAS腸骨サブラクセーションはおこり難くなる。短下肢反対側AS腸骨の検査は、触診、モーションパルペーション、AMストレステスト・プレッシャーテストを行うことを薦める。
このように構造的、生体力学的理論に沿って検査、矯正を進めることで患者の身体の変化を診ながらの安心且つ安全
な治療が可能となるであろう。








臨床カイロプラクティック~機能的短下肢とその原因~

 1.機能的短下肢とその原因

 カイロプラクティックでは、様々なテクニックにおいて脚長分析(左右脚長差をみる)を行い治療を進めて行くが、その信頼度はそれほど高いものではない。
ヨーロッパでのVennらの脚長分析についての比較実験において、結果の験者間再現性は低いと報告された。
Hestoekらは、その脚長分析結果の不一致は検査方法に統一性がないことが原因であると述べている。

これらを考慮すると、検査方法に統一性を持つアクティベーターメソッド(AM)脚長分析が最も信頼度が高いと考え、私はその検査法を使用している。
AM脚長分析(短下肢決定)は次の通りである。

①視診においてかかとの内反の大きい側に機能的短下肢が存在する傾向にある。

②示指と中指で外果を挟むように置き、母指を足底部の踵に置く。次に足関節の内反を取り除き、軽い頭方圧を加える。この時にみられる短下肢が機能的短下肢である。

photo1

 機能的短下肢の原因は仙腸関節サブラクセーションに起因するものが多いといわれており、脚長差を診て直ぐにディアフィールドに相当する仙腸関節の矯正を行う治療家が少なくない。

しかし、機能的短下肢の定義は「仙腸関節など荷重関節の異常により起こる下肢後部筋群の収縮に起因する短下肢」であり、必ずしも仙腸関節サブラクセーションに起因するわけではない。

テクニック別にみてみると、トンプソンテクニックにおける頸椎症候の検査及び矯正はその一例である。つまり、頸椎または
後頭骨サブラクセーションが機能的短下肢に起因する可能性があるということである。
また、臨床的には、股関節サブラクセーションが機能的短下肢に起因し、ディアフィールドレッグチェックの際、誤った骨盤リスティングを検出してしまうことがある。

股関節サブラクセーションはその同側に機能的短下肢をつくってしまい、股関節矯正後に短下肢が左右逆転することもある。従って、頸椎症候に加え、股関節検査もまた骨盤リスティングを決定する前に要チェック部位であると思われる。股関節検査はAMプレッシャーテスト・ストレステストを使用すると良い。
仙腸関節に起因する機能的短下肢決定までの手順を下記に示す。

①脚長分析:短下肢を診る(前述AM脚長分析参照)

②頸椎症候の検査及び必要な矯正(トンプソンテクニックテキスト参照)

③股関節の検査及び必要な矯正(アクティベーターテキスト参照)

④脚長分析:ディアフィールドレッグチェックにより骨盤リスティングの決定(トンプソンテクニックテキスト参照)

 

つづく