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健康コラム

自然と生理的環境 重力と無重力

 

鶴ヶ島カイロプラクティックセンター 院長[2012.10.6の続き]
船戸 孝俊B.S.C.
 
宇宙の無重力空間では、十分な筋肉に対する刺激が入らず宇宙酔いもあいまって、この作用が低下します。
成長ホルモンやテストステロンの分泌が衰えると、コルチゾールのような、コラーゲンを壊すタンパク質異化作用を持つホルモンが活発に働き始め、筋肉を破壊する作用を強めてしまうのです。
地上でも、このようなことが起きている可能性が十分に考えられます。
日常生活の中で、自分自身の身体を知らず知らずのうちに壊していないでしょうか?
 
次に続く




自然と生理的環境 重力と無重力

 

鶴ヶ島カイロプラクティックセンター 院長[2012.10.4の続き]
船戸 孝俊B.S.C.
 
重力下で十分な刺激を受けながら活動することで、筋肉はどんどん成長していきます。
この時に活躍するのが、タンパク質同化作用を持つ性ホルモンのテストステロンや成長ホルモンです。
 
特に成長ホルモンは、眠りに入った数時間後に脳下垂体から大量に分泌され、また身体を動かした後にも分泌量が増えます。
運動を行なっている最中にはほとんど分泌されませんが、終えた後に血液中に放出されます。
筋力トレーニングはもちろんのこと基本的運動要素である歩行ぐらいの負荷でも、筋肉量を増やす働きがあるのです。
 
つまり、規則正しい睡眠と運動は、筋肉の発達に欠かせないということがわかります。
 
次に続く




自然と生理的環境 重力と無重力

 

鶴ヶ島カイロプラクティックセンター 院長[2012.10.1の続き]
船戸 孝俊B.S.C.
 
筋肉は、強くなれば重くなり筋線維も太くなります。つまり負荷を掛ければ掛けるほど筋肉はどんどん鍛えられていきます。
逆に、地上でも自分の足で重力に抗して歩くことをしなかったり、負荷をかけることを怠ると筋肉は簡単に萎縮していきます。
誰でも身体の若さを保つために、逞しさや美しさを求めます。
しかし疲れるからといって駅の階段を避け、エスカレーターやエレベーターに頼ることが多くありませんか?
歩くのが億劫になって、近くのコンビニまでも車などを使用していませんか?
 
事実、50代の後半頃から筋肉は急激に衰え始めます。特に白筋線維は顕著です。
強い力を発揮する白筋がなくなり赤筋線維が残るようになり、活動範囲が狭くなり筋肉の働きとしては重力に対して抵抗することが活動の中心になっていきます。
正にこの時に、若い頃にどれだけの赤筋繊維を蓄えてきたかがとても重要になります。
 
十分な筋量が元々蓄えられていなければ、この時期を境にして一気に老化が進むことになります。
今の若い人達を見ていると、とても心配になります。
 
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自然と生理的環境 重力と無重力

 

鶴ヶ島カイロプラクティックセンター 院長[2012.9.28の続き]
船戸 孝俊B.S.C.
 
筋肉の中でも、骨格筋に注目して考察を進めていきましょう。
 
骨格筋には二種類の筋肉があります。収縮が速い筋肉「白筋」、収縮が遅い筋肉「赤筋」です。
白筋は上腕二頭筋や大腿部の筋肉に多く見られ、陸上競技で言えば短距離走や投擲競技など、爆発的な力を出す競技に主に使われる筋肉です。
赤筋はゆっくりとした動きに対応する筋肉で、脊柱起立筋群やヒラメ筋などがそうで、姿勢を保つために収縮した時間を長時間継続しなければならないので、白筋に比べ疲労しづらく持久力があります(今流行りのコアマッスルなどがそれです)。

持久力に適した赤筋は、直立二足歩行が完成する9歳から10歳頃までに重力に抵抗して成長し、抗重力機能を作り上げます。その後の成長期にどのような運動をしたか、つまりどのような負荷を掛けたかによって、白筋と赤筋のどちらの発達が優位に成長するかが決まってきます。

しかもこれあらはその後の楽天的な長期にわたっての繰り返し受ける神経刺激の型により、筋線維の特性は変えることができることがわかってきました。この性質は、脊髄損傷や筋ジストロフィーの患者さん、スポーツでケガをした人、加齢により筋肉が衰えた人などのリハビリテーションに利用されているそうです。

次に続く





自然と生理的環境 重力と無重力

 

鶴ヶ島カイロプラクティックセンター 院長[2012.9.26の続き]
船戸 孝俊B.S.C.
 
例えば、上腕二頭筋のような屈筋は、宇宙空間でも物を引きつけたり、何かの引き出しを開けたりする時などには使われます。
引き出しなどは、宇宙空間でも物体と物体の間の、摩擦によって抵抗が生まれるので運動量は維持され、筋力及び筋量の低下は少なくて済みます。
 
ましてや、宇宙飛行士の船外活動などでは1/3気圧に調整された宇宙服の中で、バンバンに膨らんだ手袋をかえして物をつかまなければならないので、上腕二頭筋や前腕の屈筋は地上にいる時よりも過酷な環境で活動していることになります。
それとは逆に、拮抗筋の上腕三頭筋は、物をその位置に保持したり押したりする筋肉ですから、重さを感じない無重力空間では筋力低下が進むことになります。
 
地上の環境に置き換えて考えても、荷物の持ち上げ、子供を抱きかかえるなどの日常よく見られる動作は、吊り上げていたり腕の屈筋を使って持つなどしますから、厳密には伸筋群が主体になる動作ではありません。
筋力は衰え加齢と共に細胞の含水率は下がりますので、境界膜の張りも衰えあのタルタルの二の腕になっていきます。
 
次に続く