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健康コラム

自然と生理的環境 >> 重力と無重力 3

 重力下で十分な刺激を受けながら活動することで、筋肉はどんどん成長していきます。
この時に活躍するのが、タンパク質同化作用を持つ性ホルモンのテストステロンや成長ホルモンです。
特に成長ホルモンは、眠りに入った数時間後に脳下垂体から大量に分泌され、また身体を動かした後にも分泌量が増えます。

運動を行っている最中にはほとんど分泌されませんが、終えた後に血液中に放出されます。
筋力トレーニングはもちろんのこと基本的運動要素である歩行ぐらいの負荷でも、筋肉量を増やす働きがあるのです。
つまり、規則正しい睡眠と運動は、筋肉の発達には欠かせないということがわかります。

 宇宙の無重力空間では十分な筋肉に対する刺激が入らず宇宙酔いもあいまって、この作用が低下します。
成長ホルモンやテストステロンなどの分泌が衰えると、コルチゾールのような、コラーゲンを壊すタンパク質異化作用をもつホルモンが活発に働き始めます。
筋肉を破壊する作用を強めてしまうのです。
地上でもこの様なことが起きていることが十分に考えられます。
日常生活のなかで自分自身の身体を知らず知らずのうちに壊していないでしょうか。

 筋肉の成長は20代がピークですが、その後の総筋肉量を左右する要因は2つあります。
20代までに蓄えた筋肉量と、その後の筋肉損失率です。
ピークを迎えた後、筋肉は年間に約0.5~1%ずつ失われていき、これは宇宙空間では一週間の損出率に相当します。

 生理現象として、皆、加齢からタンパク質を失う量は増えますが、身体を長期に動かさないことからくる骨粗鬆症、そしてストレスからくる鬱病なども、同じような筋肉の減少という現象がみられます。

 私たちが暮らす社会を見回してみるとコンピューターの発達にともない、人間の処理能力を超えるほどの情報化の波が押し寄せ、その裏側では人どおしの繋がりが希薄になりました。
モータリゼーションの発達は行動範囲を飛躍的に拡大させましたが、ストレスを抱え込んでも身体を動かして発散する場を狭めました。
便利になった社会はその反面、私たちから奪ったものも多いように思います。

 筋肉という視点から考えてみても、ヒトはもっと自分の足元を見つめなおす必要があるように思えてならない今日この頃です。






自然と生理的環境 >> 重力と無重力 2

 筋肉の中でも骨格筋に注目して考察を進めていきましょう。
骨格筋には二種類の筋肉があります。
収縮が速い筋肉「白筋」、収縮が遅い筋肉「赤筋」です。
白筋は上腕二頭筋や大腿部の筋肉に多く見られ、陸上競技でいえば、短距離走や、投擲競技など、爆発的な力を出す競技に主につかわれる筋肉です。

赤筋はゆっくりとした動きに対応する筋肉で、脊柱起立筋群や、ヒラメ筋などがそうで、姿勢を保つために収縮した時間を長時間継続しなければならないので、白筋に比べ疲労しづらく持久力があります。(今流行りのコアマッスルなどがそれです)

 持久力に適した赤筋は、直立二足歩行が完成する8歳から10歳頃までに重力に抵抗して成長し、抗重力機能を作り上げます。
その後の成長期にどのような運動をしたか、つまりどのような負荷を掛けたかによって、白筋と赤筋のどちらの発達が優位に成長するかが決まってきます。
しかもこれらはその後の後天的な長期にわたっての繰り返し受ける神経刺激の型により、筋線維の特性は変えることができることがわかってきました。

この性質は、脊髄損傷や筋ジストロフィーの患者さん、スポーツで怪我をした人、加齢により筋肉が衰えた人などのリハビリテーションに利用されているそうです。

 筋肉は、強くなれば重くなり筋線維も太くなります。
つまり負荷を掛ければかけるほど筋肉はどんどん鍛えられていきます。
逆に、地上でも自分の足で重力に抗して歩くことをしなかったり、負荷をかけることを怠ると筋肉は簡単に萎縮していきます。

 誰でも身体の若さを保つために、逞しさや、美しさを求めます。
しかし疲れるからといって駅の階段を避け、エスカレーターやエレベーターに頼ることが多くありませんか。
歩くのが億劫になって、近くのコンビニまでも車などを使用していませんか。

 事実50代の後半頃から筋肉は急激に衰え始めます。
特に白筋線維は顕著です。強い力を発揮する白筋がなくなり、赤筋線維が残るようになり、活動範囲が狭くなり、筋肉の働きとしては、重力に対して抵抗することが活動の中心になってきます。

まさにこの時に、若いころにどれだけの赤筋線維を蓄えてきたかがとても重要になります。
十分な筋量が元々蓄えられていなければ、この時期を境にして一気に老化が進むことになります。
今の若い人たちを見ていると、とても心配になります。


つづく





自然と生理的環境 >> 重力と無重力 1

今回は、前回に引き続き宇宙医学の分野から、筋肉を例にとって身体を動かすことの重要性を考えていきたいと思います。

 「まるで鶏の脚ではないか」

地上で重力に対応する筋肉群は、無重力の中では重さを支える必要がないので、働かなくなっていきます。
重力がなければすぐに衰え始めます。

 同じことは、地上で長期間脚を使わなくなった場合にも言えます。
つまり体重を支えないということは、筋肉に休暇を与えているようなもので、決して良いことではありません。
すぐに筋肉は痩せ細り、筋力や筋持久力までも衰えていきます。

最も強い影響を受けるのが下肢の筋肉で、次に腰筋群、背筋群、頚部の筋群が弱くなっていきます。筋肉には、大別して「伸筋」と「屈筋」があり、この場合、抗重力筋の伸筋群がかなり強い影響を受けていることがわかりました。

 例えば、上腕二頭筋のような屈筋は、宇宙空間でも物を引きつけたり、何かの引き出しを開けたりする時などには使われます。
引き出しなどは、宇宙空間でも物体と物体の間の摩擦によって抵抗が生まれるので運動量は維持され、筋力および筋量の低下は少なくてすみます。

ましてや、宇宙飛行士の船外活動などでは1/3気圧に調整された宇宙服の中で、パンパンに膨らんだ手袋をかえして物をつかまなければならないので、上腕二頭筋や前腕の屈筋は地上にいるときよりも過酷な環境で活動していることになります。 

 それとは逆に、拮抗筋の上腕三頭筋は、物をその位置に保持したり押したりする筋肉ですから、重さを感じない無重力空間では筋力低下が進むことになります。
地上の環境に置き換えて考えても、荷物の持ち上げ、子供を抱きかかえるなどの日常よくみられる動作は、吊り上げていたり腕の屈筋を使って持つなどしますから、厳密には伸筋群が主体になる動作ではありません。
筋力は衰え加齢と共に細胞の含水率は下がりますので、境界膜の張りも衰えあのタルタルの二の腕になっていきます。


つづく





下肢アライメントと機能障害 2

 さて、これら上記に説明した状態が下腿にどのように影響するでしょうか。

 上記内容に少しふれましたが、膝関節の過伸展は脛骨を内旋させ、腓側に体重がかかり、腓骨筋群を弱化させます。
その結果、距骨が回内位または、回外します。距骨の回内位は扁平足になり、歩行または、走行中の足底アーチによる衝撃吸収機能が損なわれます。

反対に回外位は、楔状骨内側と第一中足基部を上方させ、正常アーチより高く変位します。
この状態は足底外側縦アーチが下降し、足根関節の内反捻挫の原因になります。

 足根関節が安定しない状態は下腿前部、後部または側部の1つまたは複数の筋群が関節を安定させようとして硬くなります。
足根関節の不安定と下腿の筋機能低下は膝の位置的変位と関節可動制限そして、仙腸関節または、腰部の痛みと結果を
まねくことがあります。
野球のバッターがスイングし、腰を回旋させボール打つというのは変なはなしです。
股関節の可動制があってのバッティングです。

もともと、腰部はそれほど回旋しません。ただ、股関節の動きの制限があれば、腰部へ回旋する力が加わり、損傷させてしまうのです。
腰部の回旋に関係する筋群が強ければ損傷はないと思いますが、だいたい、足、膝、股関節からの影響を受ける場合は腰の回旋筋群は多少なりとも弱化しているでしょう。
腰の回旋はコンセントリック収縮ではなく、エキセントリック収縮による回旋防御または、制限させるための働きだと思って下さい。

 股関節はスポーツ競技をする上で重要視される部位です。
股関節の安定性と可動性、この二つが両極端に働きパフォーマンスに影響します。
競技内容によっては両側同時期に動くこともあれば、左右交互に動くこともあり、また別の方向に動くこともあります。
競技特異的に機能する股関節が可動制限や反対に可動亢進するとパフォーマンスに影響し、身体が故障する恐れがあります。

痛み、症状は軽減しても状態が変わらないと言うこともあり、痛みがないから治ったと勘違いし競技を続けていれると2次障害または、他の部位へ影響することもあります。
考えにくいことですが、選手生命にも影響するでしょう。色々の種類のアスリートを診ていると殆どの選手に言えることですが、股関節がよくないですね。
股関節に限らず仙腸関節や腰椎も同様に配列異常や機能異常をおこしています。

 一つ症例ですが、利き足側の右股関節が屈曲位に伴って内旋位した状態は、左肩甲骨が外旋し、挙上します。
この状態はさらに頚椎にも悪影響を及ぼすでしょう。

 私個人的には、モーションパルペーションだけで、サブラクセーションを見つけ出すことをせず、動作分析とキネティックチェーン(一つの動作による関節群、筋群の連動)などを取り入れ競技に沿った施術行っています。
われわれは、選手の怪我予防とパフォーマンス向上に貢献できるように、更なる進歩が必要であると思います。

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下肢アライメントと機能障害 1

 今号はスポーツ障害予防についてお話をしますが、スポーツ障害だけでなく全般的に言えることですので、施術者の今後の参考になればと思います。

 人間の骨格は骨格筋によって支えられています。
関節は骨格筋の働きによって可動します。当たり前のことですが、施術する上で大事なことです。
骨格を支えられなくなった筋が一つでもあれば姿勢は歪み、正しく筋は働きません。
筋機能低下は運動神経にも悪影響をもたらします。

では、本題に入ります、以下の内容を参考にしてください。

 静止姿勢による分析は前額面、矢状面、水平面から体の歪みを見て、骨格の配列と筋群の状態を予測します。
姿勢分析は触診の前に行う検査法ですので、予測になります。
確定は触診または、画像による診断になります。

 もし、姿勢分析(前額面)によって骨盤が右方向にシフト(平行移動)していたら、どのような予測になるでしょう。
この状態がもたらす症状、徴候が以下の説明となります。

 右中殿筋弱化は骨盤を右にシフトさせます。
同側股関節内転筋群は短縮し、同側の外側広筋は伸張性緊張します。
膝関節は外反しやすく、もしこの状態で競技すれば右外側方向から膝に外力が加わると内側側副靭帯は損傷するでしょう。
もちろん、内側側副靭帯だけに限らず、十字靭帯や半月板の損傷も伴うでしょう。

 右中殿筋の弱化は右真横にシフトする以外に右斜め前方にシフトすることもあり、この場合は同側の股関節を内旋させ、同側の腸骨はPIサブラクセーションになることが多々あります。
股関節内旋位は股関節外旋筋の筋力を低下または、伸張性緊張させ大腿二頭筋も弱化はまたは、伸張性緊張となります。

もちろん、同側大殿筋も同様の結果となるでしょう。ハムストリングス(大腿二頭筋)の弱化は膝関節を伸展させ、反張膝になることも考えられます。
股関節の内旋位は大腿筋膜張筋を短縮緊張させ腸脛靭帯の損傷、ランナーズニーになることもマラソンする方に見られます。

 股関節内転位は膝関節を外反するだけでなく内反位になることもあります。
膝関節の内反位は膝関節を伸展させ脛骨を内旋させます。
サッカー選手に見受けられる状態です。


つづく